断熱性[家のスペック④]標準計算ルートによる外皮計算結果!

家づくり

前回前々回と、簡易計算ルートでのUa値が0.64と、
惜しくも目標の0.6(断熱等級5相当)に届かなかった話をしました。

今回は、標準計算ルートを用いて、外皮の計算をし直してもらった結果を書きたいと思います。

標準計算ルートと簡易計算ルートの違い

外皮計算の、標準計算ルートと簡易計算ルートの違いは、
「断熱性[家のスペック②]」に書きました。

断熱性[家のスペック②]

大きく違う点は、
部位ごとの面積・長さを計算するかしないか。
ということのようです。

標準計算ルートでは、部位ごとの面積・長さを計算しますが、
簡易計算ルートでは、固定値を使用していいことになっているようです。

計算方法の違いが生み出す「差」

例えば、開口部(玄関ドアや窓)が一番分かりやすかったのですが、

簡易ルートでは、添付資料として、
「建具とガラスの組み合わせ」による開口部の熱貫流率
という、メーカーが発表している数値を用いていました。

LIXILより。細かくて読みづらいですが、「ガス層14mm以上」という固定値です。

すると、同じ種類の窓であれば、熱貫流率は同じ値になります。
(上の表の場合、ガス層14mm以上=2.33という固定値で計算します。)
窓の大きさ、面積が違ってもです。

標準ルートで計算してもらった時の資料です。
それぞれの窓の面積にそれぞれの窓の熱貫流率を掛け合わせています。

窓によって、面積も熱貫流率も違います。

必然的に、計算方法によって、
同じ家の結果に差が出てくることになります!

標準計算ルートでのUa値の結果!

標準計算ルートでの、waribashi家のUa値は・・・

Ua値=0.46!!!

目標値の0.6を大きく上回る0.46=HEAT20のG2達成しました!

新設された断熱等級に換算すると、
0.46=断熱等級6達成です!
わーい!

waribashi家の戦略

waribashi家が契約した工務店さんは、
特に、高気密高断熱でもない施工が標準の工務店さんですが、
少しでも快適に暮らせるように、少しでも高気密高断熱仕様にしたい!と思っていました。

限られた予算のなか、できることも限られています。
そんなwaribashi家の戦略は、

①断熱材の厚みを増やす。
②窓の性能を上げる。
③窓の面積を少なくする。

です。

特に、②③の窓については、大きさが熱貫流率と大きく関係してくるので、
できるだけ採光・通風をとりながら最小面積で設置しました。

この窓の差が、
簡易計算ルートと標準計算ルートでの結果の差、
といってもいいのではないかと思います。

標準計算ルートでの外皮計算のすすめ

自分の家のUa値を知るにはどうすればいいのでしょうか。

工務店の実績は自分の家の値ではありません。
自分の家のUa値を出してもらうことをおすすめします。

多くの場合、省エネ基準を満たしているかの判断のためにUa値は使われるようです。

省エネ住宅や長期優良住宅、ZEHなどに認定されると、補助金の申請ができます!

その申請時にUa値の算出(及び、そのほかの基準を満たしているかの計算)が必要になってくるようです。

ただし、waribashi家でもそうでしたが、多くの場合、簡易ルートの算出で事足りるようです。
標準計算ルートで算出してもらおうとすると、別途費用がかかるとのことでした。

そこまで知って、どうするのですか?という感じでした。

けれど、自分の家のUa値をより正確に知っておくことは、ただの自己満足だけではないと思います。
家の価値にもつながります。
事前に知っておくことで対策ができます。

また、waribashi家の場合は、必要なエアコンの容量の選定に役立ちました。

それらの観点からも、標準計算ルートでのUa値の算出はおすすめです!

Ua値の計算を依頼する

waribashi家では、
設計士さんから「結構な費用がかかるので、そこまで必要ないのでは・・」と
やんわり断られました。

最初は0.6を切れればいいと思っていたので、それで納得しましたが、
結果、0.6切れなかったので、
「そんなはずはない!」と悪あがきをしました。笑

そこで、
ココナラで、標準計算ルートでUa値の算出をしてもらいました!
その結果が、0.46です!


ココナラは、いろいろなスキルを持った人に仕事を依頼できるアプリです。
もちろん、スキルを出品することもできます。

waribashi家は、家づくりを開始してからココナラをたくさん利用しています!

間取りのセカンドオピニオンから、日照シミュレーション、電気図面の添削、
3Dパースまで、このココナラを通じてスキルを購入。

そして、今回のUa値の算出もココナラ
一級建築士のumachuさんに依頼しました。

umachuさんのページイメージ

umachuさんは間取りの添削とUA値の算出をメインにされていますが、
相談内容に合わせて、見積り提案をしてくださいました。

現在(2022.8月)は、Ua値の算出はオプションとして5000円から購入することができるようです。
条件や施工面積、資料の有無、需要と供給のバランスによって、それぞれに金額は変わってくると思うので、
購入前に見積もり相談されることをお勧めします。


ココナラ、登録は無料です。
家づくり中の方は是非利用してみてください。
招待コードを使うと、最初にポイントが付与されます。
よかったらこちらからどうぞ!

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招待コード:NA5KEK

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おわりに

断熱性について4回にわたって、熱く語ってしまいました。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。

家のスペックに不安のある方、限られた予算の中でスペックをあげたい!
そんな人の参考になれば幸いです。

引き続き、窓や、気密についても書いていこうと思います。

waribashi家の家は2022年12月引き渡し予定です!

工事の進捗についても書いていけたらと思っています!

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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