前の記事に引き続き、
waribashi家が標準仕様から変更したもの、
また断熱性を上げるために気をつけたところ、
それに伴い費用はどれぐらいかかったか、
を振り返ってみたいと思います。
標準仕様から変更した断熱仕様
waribashi家の断熱仕様は、基本的には充填断熱です。
工務店の施工経験から、充填断熱1択でした。
前にも書きましたが、
工務店の標準仕様でいくと、Ua値0.7-0.8と言われていたので、
少なくとも0.6は切りたいと思い、断熱仕様の変更をお願いしました。
(Ua値0.6は断熱等級5、ZEH基準です。)
その結果、Ua値0.64という計算結果をいただきました。(目標値に届いてないんですけどね)
いくつかの方法を調べて提案し、限られた予算の中で、
費用対効果の大きいものをできるだけ取り入れました。
また、工務店さんの施工性も考え、
できるだけ標準仕様に+αする形で決定しました。
施工が不慣れなものだと、材料はよくても、
仕上がりは不十分になる可能性があるからです。
工務店の標準仕様と、変更した断熱仕様をまとめました。
①外壁
外壁の断熱材は高性能グラスウール16k相当、
旭ファイバーグラス アクリアネクスト14k
85mm→105mmに変更。
(断熱等級5相当に厚みを増やす。)
②床
床の断熱材は押出法ポリスチレンフォーム3種bA、
カネライトフォーム スーパーE-Ⅲ
60mm→65mmに変更。(断熱等級5相当に厚みを増やす。+気密テープを施工※外皮計算には関係しない。)
③天井
天井の断熱材は高性能グラスウール16k相当、
旭ファイバーグラス アクリアマット14k
155mm→アクリアサンカット14k 155mmに変更。
(厚みは断熱等級5相当だったので、夏の輻射熱の軽減にアクリアサンカットに変更。
+気密シートを施工※外皮計算には関係しない。)
④玄関基礎
基本的に、省エネルギー基準では、
玄関土間は断熱しなくてもいいことになっています。
(※後日詳しく書きます)
衝撃でした。
断熱特になし→玄関基礎断熱
(現状、床のみスタイロ50mm※簡易計算ルートでは外皮計算に関係しない。)
⑤玄関ドア
LIXIL 防火戸ジエスタ2
k4仕様→k2(寒冷地仕様)に変更。
アルゴンガス入り、サーマルブレイク構造が付加される。
↓
⑥窓
基本的には、LIXILの防火窓です。(準防火地域のため選択肢なし。)
サッシは、外側アルミ、内側樹脂の複合サッシ。
ガラスは、low-eペアガラスです。
標準仕様としては、
引き違い窓のLIXIL FG-L=サーモスLの防火窓(網入り)が基本でした。
間取りにも関係することで長くなるので、ここではあまり詳しく書きませんが、(※間取りのお話は後日に!)
→引き違い窓は、樹脂スペーサー、アルゴンガス入り(シャッターあり)に変更。
→他の窓は、上げ下げ窓、縦すべり出し窓、高所用横すべり出し窓のアルゴンガス入りへ変更。
→北側の一番結露しそうな窓は、TW(サーモスXの後継)樹脂スペーサー、アルゴンガス入りに変更。
LIXIL webカタログより
断熱性能としては、樹脂サッシがいいのですが、
標準仕様でないものに変更すると、それだけで費用が多くかかることがわかっていたので、
選択肢から外しました。
あくまで、『予算内で、できるだけ』を心がけていました。
窓については、性能だけではなく、窓の種類や、数にも気を配りました。
窓だけで、また後日書きたいと思います。
断熱性能を上げるのにかかった費用
こうして、標準仕様から少しずつ断熱性をあげてもらい、
簡易計算ルートでのUa値が0.64まで下がったのですが、、、
ここまでにかかった費用です。
窓だけで約50万円
その他で約25万円
合計約75万円かかりました!
高いでしょうか?安いでしょうか?
その価値は実際に住んでみないと分からないと思っています。
断熱等級4から5に上がっただけでも、
建物としての価値もかなり上がったのではないかと思います。
でもやっぱり、これだけ考えて、気を使って、お金もかけたのに、
Ua値0.6を切れなかったことには納得がいきませんでした。
今からできることはないか、自分なりに調べてやってみました。
その話は次回「標準計算ルートによる外皮計算結果!」に続きます・・・!
ここまで読んでくださってありがとうございました!