少し前の記事で、断熱性の目標をUa値0.6に設定した話をしました。
今回はその結果と、計算方法、かかった費用について書きたいと思います。
外皮計算の結果わかったUa値!
waribashi家は長期優良住宅の認定をとりたかったので、
設計士さんにそのように設計し直してもらっていました。
建築確認申請をする際に、評価機関に評価してもらい、
長期優良住宅の確認書を作成してもらいました。
その計算結果に記されていたUa値(外皮平均熱貫流率)は、
0.64W/㎡K
でした!
前述の記事での目標値は、断熱等級5のUa値0.6(ZEH基準)。
わずかに届きませんでした。
でも、この認定確認書に記されている値は、簡易計算ルートの計算値であって、
標準計算ルート(より詳細な)ではありません。
外皮計算の種類
ここで、外皮計算の種類を調べてみました。
国土交通省のオンライン講座の資料にこんな表がありました。
標準ルート
簡易ルート
モデル住宅法
仕様ルート
とあり、表の右にいくほど計算結果は「おおまか」になっていくとあります。
その代わりに、右に行くほど作業量は「小」、
つまり簡単になっていくということみたいです。
今回、長期優良住宅の認定に必要な評価方法としては、
簡易計算ルートで十分だったらしく、
さきほどのUa値0.64というのは簡易計算ルートの計算値でした。
現時点(2022年7月)での長期優良の省エネ基準=0.87はクリアしているので、
0.64でも十分なのですが、
waribashi家は、
2022年10月からの基準=0.6をクリアすることを目標にしていたので、
正直がっかりしました。
なぜならば、
断熱性能をあげるために、
追加費用を支払って、
工務店の標準仕様を変更したところがあったからです。
断熱仕様を変更した箇所とその費用
waribashi家の断熱仕様を変更してかかった費用は、
約75万円です。
振り返ってみると、比較的コストをかけずに、
断熱性能アップできたのではないかと思います。(延べ床面積約30坪)
それでも、約75万円かけたのに、目標値を達成できなかったことは残念でした。
主に変更した部分は、
外壁・天井・床・玄関基礎・玄関ドア・窓
です。
特に、窓については、土地の形状上、
明るさと断熱性との両立が大変難しく、悩んだところです。
各所の仕様変更については、長くなりそうなので次回に書くことにします。
ここまで読んでくださってありがとうございました!